クリスと付き合い始めて1年目くらい、2度目にニューオーリンズに行ったとき、クリスのお母さんが見せてくれた彼女の結婚式の写真と、ウェディングドレス。今思い返せば、何の前触れもなくだったので、なぜあのときに見せてくれたのかはよく分かりません。でも、とても印象に残っていました。
クリスの両親の結婚式は親類の家で行われた小さなもので、お義母さんが着たドレスも知り合いに作ってもらった、ワンピースといった感じのドレスでした。長い年月が経って、生地が黄色くなってしまっていたのを覚えています。
後々そのことをクリスに話したら、彼は自分の両親の結婚式の話を聞いたことも、写真を見たこともない、とのこと。女の子だったら自分のお母さんの花嫁姿の写真を小さい頃何度も眺めたりしません? 男の子ってそういうとこが違うんだろうな。息子しかいないお義母さん、引越しのときに出てきたドレスを女の子の私に見せたかったんだろうな、と思いました。
結婚式の計画をするに当たって、そのドレスのこと頭のどこかにありました。ビザの関係で、来年の夏の結婚式よりも先に民事結婚をするので、そのときにお義母さんのドレスを着れたらいいかも、と漠然と考えていました。
最近、お義母さんと電話で話すことがあって、そのときになんとなくそのアイディアを話してみました。「もう44年も前の服よ~。私ももう要らないわ」なんて言っていたお義母さんでしたが、その次の週に電話がかかってきて、古い衣類を修復するお店に出したから、そのプロセスに1ヶ月くらいかかる、とのこと。クリスも私も最初は、「そんなことにお金使わなくてもよかったのに~」って感じでしたが、私はお義母さんが44年前の思い出に浸って、そのドレスが結婚式のときみたいに復元されるのを見れて、それを義理の娘が着たがってる、っていうのを楽しんでくれてたらいいな、とひそかに思っているのです。
若いとき、結構痩せていたお義母さん。「あなたにはこのドレスきっと大きいわよ」と言ってるけど、そうでもないと思いますよ。てか、わざわざ修復した後に私が入らなかったら…という恐怖の方が。あぁ、走らなければ(笑)。
お義母さんもかわいい娘ができて幸せだねー。
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