10時間ぐっすり眠ったあとの日曜、午前5時。
まだ辺りは真っ暗で、みんな寝静まっているが、起きなくてはならない。
朝のトレーニングが私を待っている。
付き人は呑気にまだ寝ている。起こさなくてはならない。
肺活量のトレーニングも兼ねて、大きな声で泣く。
日々のトレーニングのおかげで、私は1−2時間平気で泣き叫び続けられる、と胸を張って言える。
朝に飲む牛乳が大好物だというのに、付き人が、もたもたしているので、より激しく泣いてみせる。
あー、この一杯がたまらない。
私はすっかり目覚めているというのに、付き人は私を暗がりのベッドに座らせようとする。
私にそんなことをしている暇はない。
もちろん、牛乳だけでは、朝食とは呼べない。
付き人に朝ごはんを求める。パンケーキとぶどうを完食。
付き人は、眠そうにあくびばかりしている。根性のないやつだ。
ウォームアップをする。わきで、付き人は床に横たわっている。
かまわず続ける。
もう一人の付き人が起きてきて、髪の長い方の付き人は、ベッドに戻っていった。
坊主の方の付き人と共に、地下にあるジムへ。
ジムでは、ボールを投げたり、トンネルをくぐったり、階段を登ったり、を順に繰り返すサーキットトレーニングに精を出した。
ここ最近は、階段を登るトレーニングに、最大のエネルギーを費やしてきた。
12段ある階段を登り切るには、体力面だけでなく、メンタル面の強化も怠れない。
目の前に立ちはだかる大きな階段に、どう立ち向かっていくか、そして、途中で襲ってくる恐怖心にどう打ち勝つか。
それが課題だった。
そして、今日、私はやり遂げた。
階段を無事登りきり、地下から1階への登頂に成功したのだ。
与力があった私は、登頂成功後も、登ったり降りたりを繰り返した。
付き人達からは、喜びと感嘆の声が聞かれた。しかし、私は極めて冷静であった。
私にとって、これは最初の一歩にしか過ぎない。
より困難な挑戦が私を待っているのだ。そして、私はそれに向けてトレーニングを続けていく。
一汗かいたし、小腹も空いたので、バナナを丸1本食す。
トレーニング後は、バナナに限る。
付き人が、少し横になって休むよう、しつこく進めるので、しょうがなく少し休むことにする。
日曜の午前9時。
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