2011/12/31

Big Mama

クリスの父方のおばあちゃんはBig Mamaと呼ばれています。黒人家族ではよくある呼び方だそう。もう90歳近いBig Mama。白人用と黒人用にトイレやバスの座席が区別されていた、差別が色濃く残る時代を生き抜いて来た世代です。

でも、Big Mamaはちゃんと時代についていっている老人なんです。いろんなことを知っているし、考え方も柔軟で頭の回転も速いし。考えが古くて融通の利かない老人しか周りにいない環境で育ったので、Big Mamaに会う度に「こんなお年寄りが実在するんだ」と感心せずにはいられません。もしBig Mamaが違う時代に生まれていたら、きっと全然違う人生を歩んだに違いない、とも思うのです(Big Mamaの歩んだ人生が悪かった、という意味ではなく)。

Big Mamaに初めて会いにいったとき、クリスも私も少しドキドキしたんですが(私が黒人でないことに)何の反応も驚きもなく、ごく普通に受け入れてくれて、逆に拍子抜けしたのを覚えています。まぁ、今となって考えてみればBig Mamaが人種差別を一番知っている訳だし、人種くらいでどうこう言う人ではないよな、と分かるんですが。

一緒にご飯を食べにいったら、シーフードの揚げ物とポテトフライ(写真参照↓)とコーラをがっつり食べていたBig Mama。さすが、おばあちゃんでもアメリカ人、となぜかそこにも感心。

写真を一緒に撮り忘れたのが心残りです(食べ物の写真は撮ったくせに)。イメージとしてはPrincess and FrogのMama Odieです(もちろんBig Mamaは蛇は持っていません)。

クリスマス

お久しぶりです。クリスマスをニューオーリンズで過ごしてきました。

去年からクリスの両親の家に泊まっています。でも、ありがたいことにクリスマスの恒例行事(クリスマスディナーやプレゼント交換)がない家なので、基本的にたくさん寝てダラダラして、体に悪いもの食べた1週間でした。お義母さんがとても気を使う人なので、こっちも気を使ったら余計気を使わせそう、という勝手な判断のもと全く自由にさせてもらいました。

私としては、もう4度目のニューオーリンズだし、これから何年も行くんだし、そこまで観光はしなくてもいいのですが、クリスはどこかに連れて行きたがります。

今年行った場所のいくつかを...
− 第二次世界大戦博物館(半分くらい展示を見た時点でしんどくなって、日本とアメリカの戦争の辺りは足早に。)

− 墓地(ニューオーリンズは海面よりも土地が低いので、地下室もなければ死体を地面に埋葬もしません。)






− 彫刻の森(分かりにくいかもしれないけど安全ピンの彫刻です。)



− Preservation Hall (フレンチクォーターにある古いジャズハウス。埃さえ長い間きれいにされていないような古くて狭い部屋。クリスの両親のお隣さんがサックス奏者で招待してくれました。おかげで長い列ができていたんだけど、待つこともお金を払うこともなく入れました。ザ・ジャズな音楽が聞けて楽しかった。)


− オイスターを食べて幸せ♪(でもほとんどのシーフードは揚げてあるので重たいです。)

2011/12/21

冬休みまで...

あと、2日!
と学校職員はカウントダウンをしているわけですが、生徒はみんなそうとは限らないようです。

ここ1週間以内に自殺願望の生徒が2人(私のところに来たのだけで)。多くの生徒にとって、学校が一番安定した場所であること多いのです。朝食と昼食は食べられるし、暖かいし、ちゃんとした大人がいる場所。だから、長い休みの前になるとナーバスになる生徒が出てくるわけです。あと、ホリディシーズンに傍にいない家族のことを思い出したりして悲しくなってしまうようです。

はぁ…それでもMs.M(学校での私の名前ね)は冬休みが待ちきれないのですよ。

今年はクリスマスプレゼントなしって決めたんだけど、雰囲気を出すためにクリスの誕生日プレゼントを早めに買って、クリスマス用のペーパーでラッピングしてみました。♪

2011/12/18

あと1週間

冬休みまで、あと1週間♪

学校でもホリディ気分が高まっています。Ugly Christmas Sweater (センスないクリスマスセーター)コンテストや事務のおばちゃん達によるクリスマスクッキー、持ち寄りランチパーティー、カラオケ大会、等々。あとSecret santaならぬSecret snowflakeといって*、1週間を通して毎日小さなプレゼントを自分の名前を明かさずに相手のメールボックスに入れて金曜に名前を明かす、というのをやります。予算は1週間で$10なのでちょっと難しい。

*アメリカは人種も宗教も多種多様。クリスマスやサンタを信じない人たちもたくさんいるため言葉遣いを気をつけなければいけません。だから“シークレットサンタ”ではなく、“シークレット雪”。”クリスマス休み”ではなく“冬休み”。“メリークリスマス!”ではなく、“ハッピーホリデイズ!”

暖冬

ここ最近暖かくてクリスマス気分が盛り上がりません。いつもなら雪が積もっていて最低気温はマイナス15度とかなのに、今日なんて7℃もありました!

暖かいことになんの不満もありませんが、クリスマスはホワイトクリスマスになってもらわないと雰囲気出ません。

2011/12/16

あーぁ。

親しい友人の結婚が破綻に向かっています。彼女はここ数ヶ月くらい指輪も外しているし、別々の部屋で寝ています。

一度は一生一緒にいよう、と思った人とすれ違っていくときの気持ち。愛しているけど、まっすぐに愛せなくなってしまった切なさ。想像しただけで、心が締め付けられます。彼女は強いから「こんな辛気くさい話は終わりにして、もっと明るい話をしよう」というけど、私はそこにひと時とどまって、彼女の悲しみの隣に寄り添わずにはいられませんでした。それくらいしかできないんだけど。

アメリカは離婚大国だけど、離婚に伴う痛みが軽いわけじゃない。あーぁ。

と、いうため息まじりのひとりごと。

2011/12/13

クリスマスツリー#2

これを見たら、あなたも速攻でクリスマスツリーのライトを消したくなります。

それまでは外が暗いうちはライトをつけていたのですが、これを見てからは家にいて起きている間しか付けられません...。

P.S. 結婚して“初めてのクリスマス”オーナメント。

他にも“初めての持ち家”オーナメントとか、“赤ちゃんの初めてのクリスマス”オーナメントとかがあります。

これから毎年、何かその年を象徴するオーナメントを集めて家族の歴史が分かるツリーにできたらいいな、と思っています。

2011/12/12

Al Vento

先回は予約していかなかったのでダメだったAl Ventoのブランチ。今度は予約して行ってきました。

大人$16(子供は$7)で飲み物(アルコール含む)飲み放題とブランチ食べ放題。といっても、小食のクリスは一皿ちょいしか食べず、多分はもとは取れてません。

私の一皿目。

私の二皿目。

ま、悪くなかったけど、予約していくほどではないかな。

2011/12/11

グリーンカード

関係ない方には興味のない話だと思いますが、誰かの参考になれば、と。

グリンカード申請に向けて書類作成中。10月の末頃に始めたくせに、平日は仕事から帰ってくるとぐったりで生産的なことをしたくなくなるので、12月になった今でもダラダラやっています。

移民局のウェブサイトも書類の説明も、全くユーザーフレンドリーではないので何が必要かを見極めて揃えるの、結構時間がかかるんです。元移民関係の法律事務所で働いていた友人がいるので、彼女の力を借りて自力でやっています。

こちらが私たちのカバーレター
(これはあくまでも私たちの場合の提出書類で、今のビザのタイプや、これまでの経歴などによって提出書類がかわるかもしれないので、ちゃんと調べて自分のカバーレター書いてくださいね。)


Petitioner: Chris(請願者:クリス)
Applicant: Maru (申請者:まる)

Dear Sir or Madam,

Please accept this application for permanent residency by marriage to a U.S. citizen.
The petitioner and applicant had a small courthouse wedding on October xx, 2011 and are planning a wedding reception on July xx, 2012.

The petitioner is a U.S. citizen and the applicant is on H1-B, and we are applying for one-step adjustment.

Please find the enclosed documents listed below.

FORM I-130(クリスが、まるにグリーンカードをください、と頼む書類)
  • Filing fee ($420 in check) (申請費の小切手)
  • Copy of petitioner’s birth certificate(クリスの出生証明書)
  • Copy of marriage certificate(結婚証明書)
  • One passport style photograph of petitioner(クリスの写真)
  • One passport style photograph of applicant(まるの写真)
  • G-325A for petitioner(過去5年の住所や所属していたクラブまで書かされる)
  • G-325A for applicant
  • Copy of lease, bank statement, photos throughout the relationship of petitioner and applicant, contract of wedding venue, and other documents that the marriage was genuine.(2人の名前が記載されている賃貸契約書や銀行口座明細、2人の過去数年にわたる写真、など2人の結婚が偽装ではないことを証明するための書類諸々)
  • G-1145(レシートをEメールで送ってもらうための書類) 

FORM I-485(まるが、私にグリーンカードをください、と頼む書類)
  • Filing fee (application fee $985 & biometric fee $85 = Total $1070 in check)(申請費の小切手)
  • Copy of applicant’s record of birth (extract of family register)(まるの戸籍抄本)
  • Certified translation of applicant’s record of birth (extract of family register)(まるの戸籍抄本の英訳版)
  • Copy of passport page with non-immigrant visa (H1-B) of applicant(まるの現在のビザ)
  • Copy of EAD card of applicant (the applicant was on OPT from July 20xx to July 20xx) (OPTのときの労働許可書)
  • Copy of passport pages with previous non-immigrant visa (F1) of applicant (the applicant was a student from June 20xx to June 20xx)(学生だったときのビザ)
  • Two passport style of photographs of applicant(まるの写真)
  • G-325A of applicant
  • Copy of passport page of applicant(まるのパスポート)
  • Copy of applicant’s I-94(まるのI-94)
  • G-1145
FORM I-693 (Enclosed in sealed envelope from civil surgeon)(認定医師による健康診断書)

FORM I-864(クリスが、私はこの外国人の妻を養っていく経済力がありまっせ、と証明する書類)
  • Copy of last year tax return of petitioner(去年の税金の申告書)
  • Copies of last month pay checks of petitioner (先月のお給料明細)
  • Copy of petitioner’s business card(名刺)
FORM I-765(労働許可書をもらうための書類)
  • Two passport style photographs of applicant(まるの写真)
  • Copy of passport page (まるのパスポート)
  • Copy of I-94 of applicant(まるのI-94)
  • Copy of visa page of passport of applicant (H1-B)(まるのビザ)
  • Copy of H1-B application receipt of applicant(まるのビザを申請したときの受理書)
  • Copy of marriage certificate(結婚証明書)
  • Copy of social security card of applicant(まるの社会保障番号のカード)
  • Copy of EAD card of applicant (OPT)(まるの過去の労働許可書)
Please let me know if you have any questions or need additional documents.

Sincerely,
Chris
Maru


今のビザが切れる前にグリーンカードをもらえることを想定しているので、Advance Paroleは申請しません。

クリスマス前の提出を目指してがんばります。

2011/12/06

今朝の気温

只今朝の7時半。−12℃。

それでも、一番暖かいジャケットにはまだ手を出していません。
まだまだ序の口、負けるもんか。

2011/12/03

ラーメンレポート

ずっと前に書いたことのあったアジアンマーケット、United Noodlesの改装オープンしたカフェテリアでラーメンを食してきました。

手前が私のとんこつラーメン。奥がクリスの醤油ラーメン。

とんこつはそこまでしつこくなくて美味しかった。何か分からないけど、何か足りない気もするが、でも、ま、こんなもんか。

醤油ラーメンは少し味見しただけだけど、焦がしニンニク醤油ラーメン的な味。

こうやって、どんどんTwinCities内にラーメンを食べれるところが増えているのはいいことです♪

食後、息が結構臭くなりますので、そこを考慮してから行ってくださいね。

トナカイ

うちの近所のローカルな銀行へお金を入れに行ったら、ちょうどイベントの真っ最中でした。

トナカイのひくソリに乗ったり
(雪が積もってないと様にならないね。というか、トナカイをひく左側の人が狩り用のジャケットを着てるってのが気になるのは私だけ?!)

銀行の中にはサンタクロースだけじゃなく、Mrs.クラウスやエルフ達まで!

いつもは静かな銀行なのに長蛇の列が出来ていました。

2011/11/26

クリスマスツリー

アメリカではサンクスギビングが終わるとすぐにクリスマスシーズンの到来です。

夏に引っ越していってしまったご近所さんから、もらったクリスマスツリー。今までツリーのなかった我が家に初めてクリスマスツリーのある冬です。

私は子供の頃、クリスマスツリーが欲しい欲しいとさんざんねだって全長40cmくらいのツリーを買ってもらいそれを数年間飾っていました。ま、日本の住宅事情じゃそんなもんよね。なので、自分より背の高いツリーというものを飾ったことがないのです。早速ツリーを引っ張りだしてきました。

とりあえず点灯式。やっぱりいいねぇ。雰囲気出るねぇ。

飾りのオーナメントはクリスマス後のセールで揃えよう、と計画していたのですが、やっぱりツリーを出してみると飾り付けたくなってしまいました。銀行からもらった$20のギフトカードがちょうどあったので、$20の予算でオーナメントを買い出してきました。

これ全部で$19.84也。(予算内に収めるのもゲームみたいで楽しかった)
ご覧の通り、赤と白で統一してみました。キャンディケーンは飾りとしての役目を終えたら食べられるしね♪

飾り付け終了〜。

2011/11/25

Turkey Day '11

サンクスギビングということで、うちでもささやかながらディナー。

ターキーはまだ生から調理する勇気がないため、調理済みを温める。

でも、それ以外は自分で作る。ターキーから時計回りに、コーンブレッドマフィン、マッシュポテト、グリーンビーンキャッセロール、スタッフィング。

デザートはスィートポテトパイ。シナモン嫌いなので、スパイス抜きで作ると優しい日本の味になる♪

おまけ:
マッシュルームでこんなのありました。ププ...。

2011/11/24

House of Wong

私たちがよく行くスーパーの近くにあるこのレストラン。いつもお年寄りがひっきりなしに出たり入ったりして繁盛している様子。でも、脂っこい中華料理をお年寄りがそんなに食べるものか?といつも不思議に思っていた。

そんなミステリーの館House of Wongへついに潜入!(あのレストランくじ引きでひかれたから)

なんとHouse of Wongは1958年から営業している、この辺りでは一番古いファミリーレストランなんだそう。中国人経営だから中華料理もやってるけど、その他に普通のアメリカンなメニューもやってる(チキンやステーキとマッシュポテト、とかラザニアとか、ハンバーガーまで!)。しかも、どのメニューを頼んでも(中華でも)デザートにパイかアイスクリームがつい来る。こんなレストラン見たことない。でも、お年寄りに人気な理由が分かった気がしました。

なんでも来い、な恐るべしレストラン、House of Wong。

私たちは、とりあえず中華料理を(ここでハンバーガーを頼む勇気はクリスにもなかった)。ハウススペシャルローメンとこの日のスペシャル、オレンジチキン(辛さを選べたのでHotでお願いしたんだけど、それでもマイルドでした)。ザ・アメリカナイズド・チャイニーズって感じでした。

天罰

ま、そういうほど大げさなことではないんですが...。

3ヶ月くらいジムに行ってなくてロックを使ってないと、やっぱこういうことになりますよね…ロックの数字のコンビネーションが思い出せない!たぶんコレってのあったんだけど、そのコンビネーションを何度試しても開かない!10分くらい試行錯誤した後、覚悟を決めてジムの人にロックを切ってもらいに。

筋肉ムッキムキの人もいるんだけど、みんな男性なので女性ロッカーには来れず、手伝ってくれたのは普通の中年のおばちゃん。2人で力を合わせるも、なかなかロックが頑丈で切れない。

おばちゃんが助けを求めに行っている間に、ふと数字を違う順番で回してみたら開いた!あはは...。お騒がせしました。

傷物になってしまった私のロック。

午後にはマッサージにいって、「あんた首と肩が石みたいにカチコチね!相当ストレス貯まってるわ」と驚かれながら揉み解されました。マッサージってうけてるときは気持ちいいんだけど、次の日はちょっと痛いので、ジム&マッサージのダブル筋肉痛です...。

2011/11/20

Citizen Cafe

ブランチをしにAl Ventoへ行ったのですが、1時間待ちだったため泣く泣く断念。急遽Citizen cafeへ行き先変更。

いやー、レストランで写真を撮ることへの抵抗をなくさないといけませんね。なんか恥ずかしくて、ぱぱって撮るので、構図がなってない。

クリスはフレンチトースト+サイドのベーコン、私はフリタータを。

この前にサービスで小さくカットしたスコーンとかを出してくれて、おいしかった。

Al Ventoのブランチバイキングを楽しみして行ったのでちょっと残念でしたが、普通においしい朝ご飯でした。

来ました、冬。

きのう1日降り続いて、結構つもりました。

下手したらこれから5月まで草見えないかもしれないものね。

ミネソタの長ーい冬の始まりです。

2011/11/19

未登録移民の実態

アメリカにはメキシコからの移民がたくさんいます。両親が正式なプロセスを経ずにアメリカ来て、アメリカで生まれた場合その子供達にはアメリカの市民権が与えられますが、メキシコで生まれて幼い頃にアメリカに来た子供達は市民権はもちろん戸籍も保険もありません。要するにこの国には存在しないことになっています。

ここで少し英語の勉強を。
◎Undocumented Immigrant=未登録移民
× Illegal Alien=違法外国人

Illigal Alienなんて言葉を使ったら、教養のない共和党のひねくれ者と思われ、まるに嫌われるのでUndocumented Immigrantを使ってくださいね。でも、悲しいことに政府の書類とかでは外国人はAlienが正式名称。私もAlienです。Alien番号も持っています。異星人じゃないっつーの。

ハナシは戻って、私の働く学校にも驚くほどたくさんの未登録移民の生徒がいます。どんなに成績がよくても、どんなにACTのスコアがよくても、赤ちゃんのときにアメリカに来てアメリカの暮らししか知らなくても、未登録の生徒は政府の財政援助も受けられないし、ローンも組めないので大学に進むことはとても困難です。もしも、大学に行けたとしてもそのあとちゃんとした職業に就くのは不可能に近い(運転免許証も取れないし、アパートだって借りれません)。これだけ書いてるだけでも泣けてきます。こんなに難しい状況にあっても、多くの生徒はDream Act(知らない方はぜひリサーチしてみてください)に夢をかけて健気にがんばっているんです。

政府の移民局が家にやってきたので、家族で身を寄せ合って息を潜めて三日三晩電気もつけずに過ごしたので学校に来れなかった生徒。成績トップでACTスコアも27もとれたけど大学に行けるかまだ分からない生徒。お父さんが移民局に捕まり、メキシコでも特に危険とされているエリアに帰らないといけない生徒。お母さんが2ヶ月前に国外追放され、親戚も誰もいなく、1人で間借りをして暮らしている生徒。ひとりひとりを知っているからこそ、ひとつひとつのストーリーと痛みがリアルに心に響きます。

私のように正式なプロセスを経て外国人として暮らしていても、面倒くさいと思うことやよそ者として扱われる(政府に)ことが多くあるので、未登録で暮らしている人たちを思うだけで胸が痛みます。彼らは犯罪者でもなんでもないのに、そんな扱いを受けています。彼らほど心が温かく、子供の将来のために身を粉にして働く親たちに会ったことがありません。子供達の多くはメキシコでの生活を覚えていないくらい小さいときに移住してきて、彼らの全てはアメリカにあるのに、でもここで自分の人生を築いていくことがとても困難です。

貧困や、虐待や、暴力や、いろんなことと関わってきましたが、未登録移民のことが一番ダメですね。弱いです、できることが少なすぎる。

2011/11/17

新システム

ここのところレストランの記事がありませんでしたが、とっても理解のある夫とぐうたら妻という組み合わせなので、もちろん外食しています。

最近、私達が考え出したシステムがこちら:

行ったことのない、行ってみたいレストランを紙に書いて四つ折にして封筒に入れておきます(封筒は週末用のTwinCities全域版と、平日用の近所版の2つがあります)。で、外食をする日はその封筒からひとつ紙をひきます。

きのうは近所版からめでたく選ばれたStout's Pub & Grillへ。最近近くにオープンしたこのバー。State Fairグラウンドのすぐ脇にあります。みんな新しい物好きなのか駐車場は満車。でも、待たずに座れました。

まぁ、普通のバー料理+ピザというメニューだったし、ハンバーガーを食べたので私的には特筆することはありませんが。ビールの品揃えは良さそうでした。クリスはビールの味見セットを頼んでいました。真ん中のは秋限定のかぼちゃ味。

この封筒システムを使って、またレストランのこと、どんどん書いていこうと思います。

P.S. Thanksgivingのお休みまであと…5日♪

2011/11/09

次の職場に望むこと

ネガティブな日記でごめんなさい。

1)お昼休み、何て贅沢なことは言わない。でも、お昼を食べることが当たり前でその時間があること。(今日の私のランチタイムは3:30PM)

2)勤務時間外の勤務が週に最低でも8時間、が常識ではないこと。

3)職員がみんな極度のストレス下でないこと。

4)ある程度自分の意思・決断でそこにいる人のために働けること。

5)何かあったら上司の後ろ盾があると信じれること。(信じれるだけでいいんです)

6)出勤中の車内でストレスから吐き気をもよおさないこと。(これ結構末期症状だよね)

7)できればお給料下がらないでほしい…。

以上。予定は未定だけど。この希望に沿ったとこだと、きっと給料下がるな。そして夏休みともお別れかもな。

2011/11/08

メリーポピンズ

Friends最終話で胸をキュンとさせながら洗濯物を畳んだ後は、朝ごはん用にラズベリーマフィンを焼いて

それから、がんばって仕事中のクリスにはチョコチップパイスティックを。

夏にさんざん作ったおかげで、ちゃちゃっとマフィンを作れるようになった(というか「材料を正確に測る」とか「粉を振る」とか、そういう手間を全て省くようになった)。そしたらクリスに「まるでメリーポピンズみたいだな」という実に分かりづらい褒められ方をした。そのおかげでSupercalifragilisticexpialidociousの歌が一晩中頭から離れなかったよ。

Supercalifragilisticexpialidocious(スーパーキャリフラジリスティックイクスピアリドーシャス)
=映画「メリーポピンズ」の中で出てくる歌。確か最も長い英単語。意味は多分ない…。

Friends

いきなりですが、私は大のFriends好き。そう、あの90年代から2000年代前半にかけて10年間続いたテレビドラマです。

10年分、10シーズン分のDVDを約6年前から所有。いつもDVDプレーヤーに入っていて、テレビでやっている番組がつまらないときとか、洗濯畳むときとか、簡単な仕事をしているときのバックグラウンドにつけています。シーズン1から10まで順番に見る、をもう10回以上(下手したら15回くらい)繰り返しています。10年分×10回=100年分!!

大体のエピソードや決め台詞なども、もちろん覚え済み。日々の生活の中でも、「これあのときのロスみたいだね~」などと引用する始末。お前はロスの友達か、とクリスに呆れられます。

こんなに何度見ていても、毎回最後のエピソードになると胸がキュンとするんです。なぜだかしみじみ。モニカ風に言うなれば"End of an era." 今日もそんな夕べでした。

2011/11/06

週末小旅行

クリスの好きなコメディアンが車で1時間くらいのところにあるカジノリゾートに来る、というのを知って週末小旅行を計画。

カジノってラスベガスで行ったっきりだから、すっかり忘れてたけど喫煙OKなのよね。もう、建物に入った瞬間にむせ返るようなタバコの匂い。速攻で髪の毛もセーターもタバコの匂い。タバコ嫌いのまるは、自分の肺が黒くなる様を想像しつつ、お腹の大きな妊婦なのにこんなとこに来て副流煙吸いまくってる人たちを非難の目で見つつ、ショーが始まるまでみみっちい額でギャンブルをしました。クリスと私のギャンブル予算は1人$20。他の人たちを見ながら学んだんだけど、こんな額では一瞬でも勝てはしないということ。みんな$80〜$200分くらい遊んでるの。そんなお金をドブに捨てるようなことできないわ。しかも、どのマシーンもなんだか複雑で、これならいけるかも、と思ったビンゴも2時間半の真剣勝負で、よく老人(お客さんの大半)がカジノ通いするな、と感心した。いつか全館禁煙のカジノができたら、そしたら、また行こうと思います。

私たちが見に行ったのはAziz Ansariというコメディアンです。

あー、おもしろかった♪

ところで、外は紅葉のラストスパートです。

2011/10/29

One week down, forever to go

結婚1週間記念は、Costcoで大量のファラッフルを購入後(いや、それ以外にも買ったけど)、友達と合流して一杯。

そして今日初めて聞いたんだけど、付き合い始めて「この人と結婚したいかも」と思った頃、クリスは自分のオフィスに飾ってあるダルマに片目を描いたそう。なので、もう片目を描き入れなければ、って言ってた。選挙みたいw

2011/10/28

つぶやき

また一人脱落者が...(職場ね)。どんだけしんどくても、年度の途中に後任もなしで去る、って私的にはできない。こういうのを平気でやってのけるところがアメリカン。

あ、でも、昨日Costcoのメンバーになってしまい、アメリカナイズドのレベルアップをしてしまった気がしてちょっと反省。

Costco(コスコ)=メンバー制の卸売りスーパー。いろんなものが普通の商品の3倍くらいの大きさとか量で売られている。すべてがでかい! でも、まとめ買いするから安い。2人暮らしで、収納場所もない私たちには必要ないんだけど、ウェディングケーキをここから買うのと、写真プリントの質がいいって聞いたから。1年だけお試し会員。

最近は何度かお花をもらって、花に囲まれた暮らし中。
ありがとう♪

2011/10/22

続・お義母さんのドレス

7月に古い服とかを修復するお店に持っていったお義母さんの44年前のウェディングドレス。

運悪く、口だけはうまいが時間通りに仕事をしない人のお店ということが判明。「来週にはできます」「来週こそはできます」と言われ続け約3ヶ月。お義母さんは申し訳ながるし、お店はニューオーリンズだから怒鳴りにも行けないし。忍耐強く待つしかなかった。

結婚する日の1日半前にやっと届いたドレス。ギリギリ。しかも、ギリギリ着れた。「私にもちょっと大きかったから大丈夫よ」って言ってたのに。お義母さん超細かったんじゃん! フリフリの袖と裾がちょっと時代遅れだったので、結婚式の前日、朝一でテイラーへ持っていってお直し。間に合ってよかった~。でも裾のひらひらの部分を取ったら、かなり短くなってしまいました。

Beforeの写真も撮っておけばよかった。長袖で袖口がひらひらになってて、裾も広がってひらひらになってた。フランス人形の服みたいに。なので、少しのお直しでしたがイメージはかなり変わったんです。

こちらAfter。

結婚

してしまいました。遂に。

いつものごとく、段取りが悪く時間通りに準備のできないクリスに切れながら、裁判所へ。怒っててもしょうがないので、式の10分前に仲直り。友人達も忙しい中駆けつけてくれました。

公判廷に入って、証人に来てくれた皆は陪審員の席に座らせてもらいました。検事が式を始めて、少し経つと急に「あぁ、本当に結婚するんだ」という変な時間がこみ上げてきて、すこしウルウル。頑張って堪えた。でも、検事が結婚に必要な3つのことを読んでるときに「お互いの個性を尊重すること、どちらか1人のニーズがもう1人のニーズよりも大切ってことはない」っていうくだりがあって、あぁ、まさに式前の喧嘩のことだと思ったら、ちょっと情けなくなって、それと同時にこんな我が儘な私と結婚したいと思ってるなんて、と思って泣けてきた。一度涙の関がきれると止まらない私の涙+鼻水。検事もびっくりな泣きっぷり。途中何度か鼻をかみました。本当、夏の結婚式は泣かないように本腰入れて堪えようと誓いました。

でも、5文字以上の誓いの言葉(例:"to be my lawfully wedded husband")を間違えず繰り返せたので、そこはよかったです。

2011/10/19

注射三昧

最近グリーンカード申請の書類と格闘し始めた私たち。とりあえず健康診断の書類を済ませてしまおうということでお医者さんへ行ってきました。

過去の予防接種や病気のリストを持っていき、簡単な問診を受けます。日本人なのでツベルクリンの結果は陽性と分かっているのですが、反応を見るために注射です(アメリカではハンコ注射はしないので、結核への免疫がないためツベルクリン反応は陰性が普通)。これが月曜日。

インフルエンザの予防注射もうけてくださいね、と言われ、火曜日ちょうど学校でやっていたのでそこで注射。

水曜日、見事に赤く腫れてかゆい私の腕。結果が陽性の場合、アメリカでは肺のレントゲンを撮らなければいけません。レントゲン施設のないクリニックだったので、どこかに予約して撮りに行かないといけない。面倒くさい。

余談ですが、学生時代、タンザニアでのホストマザーが結核で亡くなったためツベルクリンをさせられ、もちろん陽性なので肺のレントゲンを撮り、なんか点々がある(絶対思い込みによるこじつけの点々)、とかで3ヶ月間薬を飲まされたことがありました。なので、ちょっと嫌なのです、レントゲン。

ツベルクリン反応を見せに行った日、看護婦さんに「あ、そうそう採血もしないといけないんだったわ」と告げられました。注射は平気でも採血は大の苦手な私。ほんの少しの採血で倒れた経験を持つ小心者。一気にパニックになり、必死に腹式呼吸。
でも、すごく手慣れた看護婦さんで、しかも終始話しかけてくれていたので大丈夫でした! 今までで1番の採血だったかも。何度も「上手だった」とお礼を言って帰ってきました。

とりあえず、注射器や血の方を絶対に見ないのがポイント。私も少し大人になった、と思った注射三昧の3日間でした。

2011/10/17

Arboretum

暖かい日が続いた10月上旬でしたが、そろそろ秋が深まってきました。

葉っぱが落ちきってしまう前に、お日様が暖かいうちに、ミネソタ大学の所有するArboretum(樹木園)へ行ってきました。Twincitiesからは車で45分くらいです。

キレイねぇ。



かぼちゃづくし。

てか、なぜそのポーズ?
枝でできたおうち。

こんな案山子も。
迷路の庭園に挑戦。


クリスに完敗。

一瞬、もう迷路から出れないかと思った…